2007年7月16日月曜日

第23回目 階段状の活用

○第23回目 階段状の活用

 第22回の最後のところで、
 『第18回目から第20回目までの『凝った計算式の作り方』で紹介した計算式など、この機能で軽く出来てしまうのである。これは驚くべきことである。』
 と書きましたが、その解説をします。
 
 第18回、その2 横のものを縦にする。
 まず、通常のやり方で、単純に縦計(20個あったとします)をとった行を作ります。
 セルの挿入で、その部分を適当なところまで右に移動します。
 周りには邪魔になるものがなくなってところで、階段上のセルの挿入を動かします。
 まずは、その部分(20個)を指定して、一つずつ増やす方式で下に移動させます。
 つぎに、先頭から縦に範囲を20個設定し、こんどは一つずつ減らす方式で横に移動させます。
 最初の処理で斜めになったものが、今度は縦一列になります。
 これで横のものが縦になります。あとは適当にセルを削除してもって行きたいところに移動させます。通常のコピーではなくセルの削除にしてください。通常のコピーの場合は式の内容が変わってしまいます。
 
 これと同様に、縦のものを横にすることができます。
 
 
 第19回 階段状に合計をとる 
 20列30行のデータ部があるとします。
 その下に、階段状に合計をとって見ましょう。

 階段状の合計とは、次のようなことです。
 最初の合計を1-30行の合計とすると、その左となりは2-30行の合計、3-30行の合計…となります。
 一つ下は、2-30行の合計ですので、その左となりは3-30行の合計、4-30行の合計…となります。
 
 やり方です。
 まず最初のセルに1-30行の合計の式を作ります。30は固定したいので"$"をつけます。
 これを、縦横(20列30行)にコピーしてください。これは通常の処理ですね。
 ここで、合計値の入っている一番上の部分を横に30セル範囲指定します。
 階段状のセルの挿入を動かします。一つずつ減らす方式となります。
 右あがりの形態になったかと思います。
 そこで、一番最初に入れたセルから、左に計算式を見てください。求める形になっています。(下の計算式は当然です)
 これで計算式は完成していますので、右上がりになっている余計な部分をセル削除してください。
 すると、あたかも最初から求める計算式を入れたのではないかというようになります。
 

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