2007年8月26日日曜日

第37回目 エクセルのファイルを分析する(その3)

○第37回目 エクセルのファイルを分析する(その3)

 この後は本当にむずかしいです。
 ほとんど一つのシートの内容を説明しなければならないからです。
 そんなこととができるでしょうか。出来るわけがありません。

 私たちのやり方でまずいところは、まずエクセルで頭の中にある何かを作ってしまうことです。そして、文書化せずに、試行錯誤してバグを直して完成品を作り上げてしまうということです。
 もうその段階になったら、詳細な仕組みなど(シートの仕様書という。ほとんど計算式の紹介)書こうという気が起きなくなってしまうのが人情ではないでしょうか。

 それを避けるためには、最初から仕様書ができないうちは、計算式の組み立てをしないということです。といっても、その後計算式を組み立ていくと最初の内容と異なることがあります。そこでさかのぼって仕様書を修正するというのも、おっくうです。
 さてさてどうすればいいでしょうか。

 それは、完成品と思われるエクセルのシートの内容を基に、仕様書を作ればいいのです。
 考え方は非常に簡単です。作ったものから仕様書を作ればいいのだから。
 だが具体化するには定型化されていないだけ、難しいのです。それで日銭を稼いでいれば必死になりますが、通常はそうではありません。

 ということでこのテーマは、大変なものなのです。
 事務屋にとって永遠のテーマかもしれません。
 作り上げたエクセルのシートから、わかる言葉で記述した何らかものが出来ないのか、という叫びとなります。

 答えは不可能です、ということになります。そこを何とかモドキの二乗、三乗、四乗あたりのものが出来ないのか…、ということに、ここでの問題は終息します。

 見方を変えれば、何かできれば儲けものということになります。
 それを行動の根源として、何かいいアイデアはないでしょうか、ということです。
 
 さて、考えて見ましょう。
 材料は横見出しと計算式です。これを使って何か出来ないか…。
 今回は、問題提起まで。

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