2009年1月31日土曜日

第106回目 エクセルでの複雑な計算システムのチェック

○第106回目 エクセルでの複雑な計算システムのチェック

 エクセルでの複雑な計算システムのチェックです。
 計算内容は入り組んでいて、計算結果はかなりの分量があるという代物です。
 チェック結果もまとめ上げて文書化しなければならないので、そのつどメモを取っていく必要があります。
 出来立てのほやほやのシステムですので、いろいろなところにエラーがある事が想定されます。


 チェックの観点としては、
 1.計算式の構成が正しいのかどうかをチェックする。
 2.参照しているセルが正しいのかをチェックする。
 3.具体的な数字を入れていき、計算結果が正しいのかをチェックする。
 4.計算式が、たて、横に正しくコピーされているかどうかをチェックする。
 
 計算式も簡単なものもあれば、長いものもあります。そこで使った手法は、ある範囲内の計算式を文字化してどこかにコピーすると言うことです。それを、テキストエディタに貼り付けて、それをみながらチェックするという方法をとりました。
 以前仕様書作成で用いた、列記号を実際の項目名に変換するということも考えたのですが、おおよそは列記号が何を意味するのかはすぐ覚えてしまいので、時間の関係でそこまではしませんでした(この手法を使った場合、事前の準備に時間がかかるので、気分的に避けてしまったというのが本音でしょうか)。
 一つの計算式が正しいのが分かると、それが横と下にうまく移っているかどうかをみます。
 ここで思ったことは、例えば上と下の式の違いがすぐ分かるようなものはできないということです。通常は、上と下では、行数が一つずつ違うというものではないでしょうか。もしそのようなことであれば、一瞬にして分かるというのはできるのではないかということです。違っていればおかしいぞということになります。
 また、次の段階に移っていった時に気がついたことですが、複数の計算式をテキストエディタに移すと、どれがどのセルのものなのかわからなくなってしまいます。セルの座標を付加して文字化した計算式にする必要があるのではないです。XX=XXXXX…というものにするということです。こちらのほうはそれほど難しくないと思います。
 説明資料は、視覚的にする必要がありますので、グラフ、図形を主としたものになります。資料作成の段階になると、資料を作るための手法として、役に立つマクロはないか、ということが関心の的になります。
 ということが、今回の仕事の中で気がついたことでした。

 整理すると、
 1.エクセルの計算式を、セル座標ではなく分かりやすい項目名で表すことをもっとスムーズにできないか。
 2.計算式が正しく下と横にコピーされているかのチェックができないか(コピーしてみればいいのかもしれませんが…)。
 3.計算式を文字化する場合、計算式の入っているセルの座標も付加できないか。
 4.グラフの作成、図形の作成、グラフにコメントをつけるの各システムの操作マニュアルが不十分であったので、それらを整備する必要があるのではないか。
 5.よく使う図形配置をパターン化し、何種類かのテンプレートを作成したらどうか。
 6.計算式で参照されている場所に飛ばすことができないか。場所の与え方は、複数の場所を一度に与えて、その中から選択して移動できるというのはどうか。
 7.計算式で参照されている場所の値、計算式を持ってこれないか。
 8.6と7のために、計算式から場所の座標が取れないか。100%は難しいだろう。

 ということを思いました。
 これらのテーマを順番をつけてひとつずつ整理していきたいと思っています(中には対応が非常に簡単なものもあります)。

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