2007年6月10日日曜日

マクロとは

 第1回目 はじめに及び事例1
 マクロとは、おもに、エクセル上のVBAをもとにして作成したプログラムをいう。 いてみればプログラムのことである。それが何ゆえマクロという呼び名になったのかは不明である。ということで、まずこの名前に違和感を抱く。
 それよりもプログラムといったほうが、できるかどうかは関係ないが、ちょっとでも身近に感じられるのではないか。
 そこで、マクロとは、エクセルでの作業を効率的に行なうための業務専用のプログラムのことと考えておけばよい。
 通常のエクセルでも、さまざまな機能があり、マクロを使わなくても処理が出来ることは事実である。改めてめんどくさいことをする必要がないのではないか、という気持ちが起こるが、なかなか簡単には割り切れないものがあり、また、割り切ってはいけないものである。
 つまり、今後、事務屋の資質の中で、エクセルの通常の操作ができるだけではなく、マクロが使える、ということは重要な事項となるということである。自分の事務屋としての評価にもつながるであろう。
 また、個人にとっても、同じ業務を短時間でできるので、疲れは少なく、残業時間も少なく、自分の自由時間も多く使えることになる。これをこつこつと積み上げていけば、1年、2年…となると大きな自分への財産となることは間違いない。
 能書きはこれくらいで。
 という自分も、マクロを始めて1年ほどでまだ中級下のレベルであるので、このブログでの内容もその程度の内容であるということである。
  【事例1】 時系列的に色々な数値の推移を表した表を作った。同じ形式の表でさらに条件を変えたパターンのものも作っている。(同一シート上にあるとする) 
 そこで業務内容。
 1.一つの表の中にある列をとったとき、時系列的な増減率、増減はどうなっているのか。
 2.別のパターンの表との増減率、増減はどうなっているのか (1、2とも、表の中には、増減率・増減を求めるにはなじまない項目もあると思うが、これまで考慮すると大変なので、表にある全部の項目について増減率・増減を求めてしまうということをする。不要な部分はあとで消せばいい、という気分。) 

=⇒これは通常のやり方でも十分可能である。1回限りであれば、通常のやり方のほうが早くできる。何回も同じような処理が必要であれば、マクロの威力がでる。また、マクロの勉強には手ごろ感がある。
 [ポイント1]
 1.使用するデータの範囲をどのように与えるか。
  たて見出し部分、横見出し部分、数値部分
 2.セル間の計算式が必要となるので、使用するセルをどのように記述するか。
 3.増減率、増減の表を別シートにすると、新しいシートの作り方、また、データのあるシートとの間の移動をどうするか。

 この例題は初級レベルにとっては難易度が高いものである。

 ということで、次からは、初歩から始めます。 


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